2017年6月13日(火)〜15日(木)、ハンガリーのブダペストにて『World of Coffee Budapest』が開催されました。『World of Coffee Budapest』とは、世界中の有名ロースター、カフェ、豆の卸業者や器具メーカーが集まるコーヒー界のビッグイベントです。今回はその中で行われたバリスタコンテスト『World Brewers Cup 2017』に、日本代表として小川珈琲の小林康人さんが参戦。試合ではKalitaのドリッパー『HASAMI』を使用するということで、その様子を取材させていただきました。
小林さんが出場した『World Brewers Cup 2017』は、世界各国で行われる『Brewers Cup』の優勝者が集結してバリスタ世界一を決める大会。競技では、ハンドドリップだけでなく、エアロプレスなど、出場者が選んだスタイルで渾身の一杯を淹れながら、焙煎、ブレンド、抽出方法やお湯の温度までを英語でプレゼンテーション。味わいはもちろん、接客やホスピタリティなども厳しく審査され、各国の代表がしのぎを削るコンテストです。
こんな大舞台に立つ小林さんですが、今も、実はバリスタではなく、小売流通の営業職だとか。
「小川珈琲の社員みんなではじめた勉強の一環として 2015年に『Japan Brewers Cup』に初出場して2位になったんです。そのときはそこまで行けるとは思っていなかったんですが、この2位という結果が悔しかった。だから、次は絶対勝つ!と決意したんです」。
その結果、2016年に見事日本一に輝き、世界への切符をつかんだ小林さん。今回の『World Brewers Cup』に向けてさまざまな作戦を立てていたそうです。
「日本大会ではエアロプレスを使っていました。
そんな試行錯誤の中で出会ったドリッパーがKalitaの『HASAMI』 だったと言います。
「今回選んだ豆や、目指していた味わいを目指すために、さまざまなドリッパーを試しました。その中で、最もイメージに近い抽出ができたのが『HASAMI』でした。見た目もおしゃれですし、一点一点のつくり込みが丁寧。三つの穴それぞれから均一にコーヒーが抽出されるので、
『HASAMI』とともに世界の舞台を戦った小林さんに、大会の感想を聞いてみました。
「言葉も表情もボディランゲージも異なるいろいろな国の人たちがいる中で、自分のコーヒーをプレゼンテーションするのは、すごく緊張しました。経験不足を感じる部分もありましたが、楽しんでコーヒーを提供することができました。これまでで最高の仕上がりが披露できたと思います」。
笑顔で語ってくれた小林さん。本当におつかれさまでした!
もちろん、今回取材したのは『World Brewers Cup』だけではありません。『World Of Coffee Budapest』の様子もしっかりチェックしてきました。
『NORDIC APPROACH』をはじめ、世界の名だたるコーヒーのプロたちのブースが立ち並ぶ会場は、まさに“World of Coffee”の名前に相応しい雰囲気。そんな中でもKalitaを愛用してくれている人たちとの出会いがたくさんありました。
いかがでしたか。会場の熱気をお伝えできたでしょうか。ヨーロッパでも、ハンドドリップの魅力がじわじわと浸透しているということが実感できる、そんなイベントでした。&Kalitaでは、これからも世界のコーヒーシーンをお届けしていきたいと思っていますので、どうぞご期待ください。